2015年4月28日火曜日

No.221イコライザアンプ断念改め成功

昨年暮れから、何とかモノに出来ないかと色々やっていた、金田式No.221のイコライザアンプ基板です。


最初のゼロバランスがまったく取れません。
IDC回路を無効にしても状況が変わらず、この基板はボツにする決心をしました。

コメントにも書きましたが、IDC回路無しでゼロバランスが取れました。
電圧伝送の場合、入力オープンにしないと駄目でした。(5/3追記)

12 件のコメント:

  1. やなさんのブログがあったとは知りませんでした。こちらには初めて投稿いたします。

    ゼロバランスですが、IDC回路を無効にしてSAOCを切り離しても取れなかったのですね?

    やなさんから頒けて戴いたこの基板で、私の場合、VR3を2~3回転するごとに0.1mV変わるような感じでしたが、当初の十数Vが数Vまで調整でき、更にVR1を回すと、こちらの方が変化率が大きく、概ね0.0Vまで調整できました。電流伝送と電圧伝送の2組4枚作って、全てそのようにできました。

    なお、私は、真空管のヒータのGに繋がっている方の脚は基板には半田付けせず、基板から浮かし、その浮かせた脚同士をケーブルで繋ぎ、金田氏の記事のように2本のヒータ直列にして12.6Vを掛けています。

    こんなことは釈迦に説法かも知れませんし、些かしつこい観もありますが、念のため。

    ただ、私も、記事の第1段階の調整でゼロバランスは取れましたが、IDCとSAOCを繋ぐと発振して使い物になりません。電圧伝送で組んだ方は、IDCとSAOCなしにしてカートリッジを繋ぎましたが、やはり発振しました。レコードの音は出るので、残念です。ラインアンプとの配線などに手を触れると発振の様子が変わるので、問題は基板にではなく、配線の引き回しやシールドに問題がある可能性も大です。

    状況が変われば、またご報告します。

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  2. てにえさん、コメントありがとうございます。

    私ももう一度だけ、試してみます。

    発振は厄介ですね。早く原因が判ると良いですね。

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  3. IDC回路無しで、ゼロバランスが取れました。
    入力オープンで、VR3は0Ωに、R4を1.8KΩから800Ωに替えたら、VR4で調整できました。
    SAOCを繋ぐと、ほぼ0Vで安定しました。
    電圧伝送ではIDC回路は不要なのかも。
    IDCを繋ぐと出力が10Vぐらいになってしまいます。

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  4. 発振の原因ですが、位相補償のCが、回路図では39pFとなっているのを、「これぐらいで良いだろう」と30pF(15pF*2)としていたことが怪しく思われました。容量が大きい方なら発振に対する心配をあまりしなくて良いでしょうが、小さい方だと、これが原因になるかも知れない、と考えました。そこで手持ちの100pFに換装し、併せてSAOCの位相補償の0.22uFに1uFのPMLCAPを抱かせてみました。一度に2つのことを試すのは実証的ではありませんが、さんざん苦労して来て、tyっと作業を端折りたくなっていました。

    果たせるかな、この処置により発信が止まり、SAOC回路の電流も電圧も正常に調整ができるようになり、カートリッジ+VICで音もちゃんと出ました。

    ここまで到達したのが本日の夕方16時頃です。その後外出したので、電源を入れっぱなしにして置きました。20時頃帰宅してチェックすると、右チャンネルが再び発振して調整不能になっていました。しかし、左チャンネルは問題なく、SAOCも正常に機能して音もちゃんと出ます。

    片チャンネルがきちんと動いている以上、工作上のミスか、配線以南があるか、或いは部品のバラつきのいずれかに原因があるのでしょう。

    音が綺麗に出て、当面完成したつもりになっていましたが、再び少し引き戻されました。しかし、あと一息と思えます。今少し頑張ります。

    素晴らしい基板を実験させて下さったやなさんに改めて感謝申しげます。ありがとうございました。

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  5. てにえさん、こんXXは。

    お疲れ様でした。もう一歩と言うところでしょうか。
    電源を入れたままの外出は危ないですよ。

    回路的に動く事が判ったので、いつもの基板サイズで2回路分を載せられないかCADしてみます。

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  6. やなさんも巧く行って良かったですね。

    やなさんは、「電圧伝送ではIDCは不要かも知れない」と仰っておられますが、SAOCも、そもそも不要かも知れませんよ。SAOCは、電流伝送のVICのドレイン電流のDC分をカットする機能が担わされていますが、電圧伝送ではそもそもVICがないからです。

    MJ2011年8月号P.41にIDCについての記述があります(この号ではISCと表記されています)。それによると、IDCは、SAOCの働きを弱めるためのものと説明されています。

    金田氏の古い著作を読むと、イコライザ・アンプのオフセットは200mV程度までなら許容範囲と書かれております。それだけ大らかに構えられるなら、SAOCも不要だろうと考え、昨晩実験しましたが、その時は発振してしまいました。

    やなさんもカートリッジを繋いで音を聴いてみて下さい。今後とも宜しくお願い致します。

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  7. てにえさん、こんXXは。

    SAOCですが、電圧伝送でも入れるとゼロバランスがほぼ0Vに安定しますので、入れた方が良いようです。

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  8. やなさん、おはようございます。

    昨晩遅くに帰宅し投稿したのですが、なぜか反映されずに消えてしまいました。もう1回書く気力がなく寝てしまいました。

    さて、まず、電流伝送基板のその後について、ご報告して置きます。

    一昨日の夜、右チャンネルが発振した(ような状態になった)右チャンネルの不具合を再度確かめようと、昨日朝もう一度通電しましたが問題はなく、その状態でヘッドフォンを繋いで暫くレコードを聴いていました。すると2時間ぐらい経過した後に、右チャンネルからガサガサと音が出た後、また音が出なくなりました。左チャンネルは問題なく作動し音楽も鳴っていました。チェックしてみると、右チャンネルのみ電圧が所定の値より大幅にずれて調整不能になっていました。

    2時間経って急に症状が現れたため真空管6111が怪しいと睨み、昨日の午前中に交換しました。また、これに併せて位相補償の100pFを54pF(=15pF+39pF)に換えるとともに、SAOCの0.22uFにパラに挿入した1uFは撤去しました。この状態で発振はしません。

    昨日は昼から外出しましたが、やなさんのご忠告に従い、電源は落として出掛けました。夜帰宅後少し聴きましたが、問題なく音が出ました。しかし、長時間の確認はできなかったので、今朝も早起きして、今鳴らしています。このまま問題が起きなければ、電流伝送基板はひとまず完成です。

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  9. 続けて、IDCとSAOCについて、私の考えていることを少し捕捉して置きます。

    やなさんの仰言るように、電圧伝送であってもSAOCが効いて、出力が0.0mV近辺に安定することは疑いを容れません。

    そうであっても、「電圧伝送ではSAOCは不要かも知れない」と現時点で私が考えているのは、金田氏のMJ2011年8月号の記述を読んでのことです。以下、金田氏の説明をご紹介して置きます(文言は、若干アレンジしました)。

    (1) IDC(8月号ではISC)がなくてもSAOCの効果は万全で、ゼロバランスの安定度は確保される。

    (2) ところが、SAOCの働きがあまりに強力過ぎて、
     【a】 RIAAイコライザー特性の低域上昇特性まで低下させてしまう。 しかも、
     【b】 NFBのかけ過ぎのような不安定な現象が生じることがある。

    (3) そこでIDCを挿入してSAOCの働きを相対的に弱め、上記のような問題を生じることなく適正制御できるようにした。

    概ね、このような趣旨です。

    前にも書いたように、IDCは、〈ア〉電流伝送で不可欠のVIC(=J-FET)のドレイン電流の直流をキャンセルして信号成分だけを取り出す、〈イ〉出力オフセット電圧を常に0Vに保つ、と云う2つの機能を担っています。

    従って、電圧伝送でも〈イ〉の機能は十全に働くと思いますが、VICのドレイン電流が流れない電圧伝送では、上の【a】【b】の問題がより顕在化するのではないか、と考えている次第です。

    無論、これは記事を読んで頭で考えているだけのことですから、私も電流伝送の基板の安全・安定な動作が確認できたら、電圧伝送の基板の方のチェックに移り、実験で確認してみるつもりです。実験では、以下の3つのパターンを試してみます。

    《第1パターン》 IDC 有, SAOC 有
    《第2パターン》 IDC 無, SAOC 有
    《第3パターン》 IDC 無, SAOC 無

    《第1パターン》は、やなさんが出力端に10Vのオフセットが出たとご報告されているパターンで、私の基板でどうなるのか。《第2パターン》(今のやなさんの基板の状態ですね)と比較して《第3パターン》はどうか。オフセットの安定度は確実に劣るでしょうが、どの程度ずれる、若しくはフラつくのか、肝心の音質に有意的な差が(私の耳で》感じられるか、を調べるつもりです。

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  10. 朝6時からずっとレコードを聴いています。6時間近く聴いていますが、真空管を換える前のようなトラブルは発生しません。やはり原因は6111でした。

    最初は、前のNo.218と同じくらいのレベルかなと感じていましたが、11時を過ぎた頃から、音に俄然生気が加わるようになったように感じます。

    音が立体的になり、前へ飛び出して来る音があります。全体のメリハリが強くなって、細かな音までよく聞こえます。

    No.218に大きく水を開けたと思います。もう少し聴くと更に良くなるでしょう。

    今日明日は、このアンプで音楽を楽しむことにして、電圧伝送基板は、次の週末以降に実験することに致します。

    では。

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  11. てにえさん、こんXXは。

    詳細なレポートありがとうございます。

    電圧伝送では、IDC無しでSAOCの効き目を下げる工夫が必要かも知れませんね。
    SAOCがあると安定度が違うので、SAOC有りが良いのですが。

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  12. 今日一日ずっとレコードを聴いていましたが、今に至るまでトラブルが発生することなく、良い音で音楽を奏でています。

    電流伝送はこれで完成したことにして、次は電圧伝送の実験に掛かります。

    さて、やなさんは電圧伝送で製作されておられますので、電流伝送に関して一つご報告して置きます。

    金田氏の回路図ではRM、やなさんの回路図・基板ではR15の抵抗値のことです。金田氏は、この抵抗を(電流伝送の回路で)7.5kΩにしています。

    「RMは電圧電流変換率を決め、この値が小さいほど変換率が高くなる。RMはアナログ音源とデジタル音源の音量バランスを考慮して決めるとよい。本機では7.5kΩくらいが音量バランスが良く、使いやすい値になる」と説明されています(MJ 2012年8月号 P.39)。

    ところが、私のシステムでこの抵抗値では、レコードの音量がデジタル音源に比べ小さくなり過ぎ、1kΩほどにしてバランスが概ね良くなりました。

    ちなみに私の使っているDACのアナログ部は、この金田式No.221の回路をやなさんが基板化されたもので、電圧伝送にして使っております。

    なお、同じくNo.221のラインアンプのRM相当の抵抗は2kΩですが、これだと私のシステムではヴォリュームを少し動かしただけで大きくなってしまうので、もう少し大きい抵抗にした方が良いと感じています(まだ試してはいません)。

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