2019年3月10日日曜日

クロックジェネレータ基板の制作

クロック基板は、2種類のクロックの1出力でした。
DAI3+ES9038DM2の組み合わせでは、DAI3に49Mを、ES9038DM2に98Mを外部クロック入力したいですね。

クロックジェネレータICを調べていたら、Si5340を見つけました。
内蔵または外部クロックをベースに、4種類のクロックを最大4出力出来て、性能的にはジッタークリーナーのSi5317より良さそうです。

10MHzを入力クロックにして、ワードクロック(44.1K〜384K)、スーパークロック(10M、11M〜98M、100M)の2出力出来るクロックジェネレータ基板を製作しました。



内蔵の10MHzクロックはTCXOにしました。
OCXOだと大きさや大電流が必要なので、OCXOは10MHz外部クロックからの入力にしました。
周波数設定用のマイコンはGND分離として、動作中はSi5340へのアクセスは行いません。
電源もLT3042/LT3045から供給します。

DAI3+ES9038DM2に、クロックジェネレータからの出力を外部クロックとして入力して、試聴してみました。
一聴で、違いが分かります。

更に、10MHzのOCXOをクロックジェネレータの外部クロックとして入力すると、音楽にゆったり感が出ます。

凄いなぁ、Si5340君は。

基板にマイナーミスがありますので、改版予定ですが、頒布は未定です。

2019年3月9日土曜日

クロック基板の制作

あっという間に3月になりましたね。

最近は、DAI3基板やES9038DM2基板への外部クロックについて考えていました。

OCXO発振器から24Mや49Mのクロックを出力するクロック基板がその一つです。



ICS570Bを使って、OCXOのクロックを1倍か2倍にするだけの基板です。
周波数カウンターを持っていないので、周波数を調節出来るVCOCXOは考えずに、OCXOクロックを採用しています。
クロックもピン配置が色々ありますが、今回は、OH100シリーズかOH200シリーズを前提に設計しました。
OCXOはオーブン内蔵なので、1A程の電流を消費します。
電源を入れて、10分くらいするとクロックも安定して、消費電流も0.5A以下に落ち着きます。

DAI3基板の外部クロックに入れてみましたが、内蔵のXOクロックとはランクが違いますので、音も解像度が上がって良くなりました。