2016年11月27日日曜日

WiFi付きマイコン

昨年から巷で評判になっているWiFi付きマイコン WROOM-02を試しています。



秋月電子で基板付き(写真右)でも販売されていますが、少し場所を取ります。
WROOM-02だけを購入して、変換基板(写真左)を製作しました。

今まで使って来たATmega328Pに比べて、ピン数が少ないので、色々と工夫が必要ですが、それ以上に秘めたるものを持っています。
WiFiに接続できると、PCやiPhoneのブラウザを使って操作が出来たり、プログラムの書き換えも簡単に出来ます。

今、開発中のPCM9211+AK4137 DAI基板で使います。
メモリ容量も多いので、DACの制御まで楽にこなせます。
最初は、AK4490EQ/AK4495SEQ/AK4497EQのデュアルモノDAC基板を合体出来るようにする予定です。
プログラムを変えれば、ES9028PROやES9038PROでも制御可能になります。

2016年11月26日土曜日

ES9028PROをゲットしてみました

ES9028PROをeBayで見つけて注文していましたが、本日届きました。

ES9028PROは、ES9038PROとチップは同じで出力がES9018S並で、
I/Vアンプは従来のものが使えるのが嬉しいですね。



基板設計を始めないといけませんが、データシートV2.02にデュアルモノ時の左右CH設定のレジスタが見つかりません。
それがないとデュアルモノは作れないので困りました。
誰がご存知の方がおられましたら、ご指導ください。
(11/28追記)
代理店様の回答で解決できました。

主な特長は、
・CH毎の出力端子
・マスタークロックは、BCLK,SCLKの逓倍クロック、90M/98M(または45M/49M)クロックの切替とジッタークリーニング付き
・平均移動フィルタDSD(0.5クロックシフトDSD)
・DoP入力(上位のAK4137で出来るから不要かな)
・DAC電源の強化
・ES9038PROの載せ替え
・基板サイズは100mm✕100mmを想定
等です。
SPD/IF入力やDSDL/R切替は上位でやれるのでパスします。
他に欲しい機能があったら、お知らせ下さい。

DAC制御まで可能なPCM9211+AK4137 DAI基板を設計中なので、
マイコン付きとマイコン無しの2タイプにするか決めかねています。
マイコン付きもWiFiマイコンにした方が良いかな?。

まだ構想中なので、色々と考えてみます。

2016年11月16日水曜日

Nutubeのその後

時間ばかりが過ぎていますが、Nutubeは放置状態です。

そのままではピンがもろくてブレッドボードに挿すことも出来ないので、
変換基板を作ってみました。



基板に立てたり、寝かせたり、ケースに取り付ける穴も用意してあります。

Nutubeの裏側の両脇に両面テーブ(やや薄め)を貼って、振動対策をして
います。
Nutubeの排熱板と基板をくっつけて放熱も狙ってみました。

さて、データシートの回路図を元に実験してみなくては。。。

2016年11月7日月曜日

ES9038PROとES9028PROの違い

面白いインタビュー記事がありました。

http://www.phileweb.com/interview/article/201611/02/407.html

この中で、ES9038PROとES9028PROの違いが話されていますが、
パッケージの違いはなく、ES9038PROに内蔵されているDACの3/4の機能を
停止させているものがES9028PROなんですね。

ES9028PROならES9018S用のI/Vアンプがそのまま使えるので、使いやすい
です。

ES9038PROが人気ですが、ES9028PROも良いと思いましたが、皆さんはどうでしょうか?

2016年9月24日土曜日

Nutubeが届きました

話題の直熱型双三極管 Nutubeが届きました。



思っていたより小さい(47mm✕20mm)ですね。
ヒーター電圧が0.7Vで普通の真空管のようには簡単に扱えません。

何に使うか思案中ですが、まずはブレッドボードで実験かな。

2016年9月16日金曜日

AK4497EQをゲット出来ました。

8/4にeBayで注文していたAK4497EQ(2個だけ)が、今日届きました。
残り有りだったのに、実は物はXX日に入荷するけど良い?って、若干サギかと、ハラハラしていましたが、本物が届きました。
値段は、初期の頃のES9018Sよりちょっと高かったです。



ハッポースチロールにセロテープで留めてあったので、見た目が少しボロっぽくなっていました。

本当に動くのか、早速、AK4497DM DAC基板を組み立ててみました。



基板サイズや部品数は、AK4495DM DACとほぼ同じですが、製作時間はこちらの方がかかりました。

火入れをしたら、音が歪んで出てきました。
??。
データシートをよくよく見ると、出力のゲインを大きく設定していました。
AK4495と同じ出力ゲインにしたら、普通に良い音が出ました。

帯域が広がって前に飛び出してくるような臨場感のある音だと思います。
AK4495とはまた違いますね。

基板に問題は無かったのですが、改善したい件があるので、頒布用にバージョンアップします。

後は、チップが普通に入手出来るかどうか。

2016年8月27日土曜日

PCM9211 DAI基板の頒布を開始しました。

4度目の改版を経て完成したPCM9211 DAI基の頒布を開始しました。
アイソレートやTCXOクロック採用などで、結構良いDAI基板になったと思います。


アナログ入力用に、入力バッファアンプ基板も用意しました。

よろしくお願いします。

2016年8月10日水曜日

AK4497DM DAC基板

AKMの最新DACチップであるAK4497EQの発売の発表はありましたが、DACチップはまだ入手出来ないようです。

ただ待っているだけではつまらないので、デュアルモノ基板を試作してみました。



チップ周りの電解コンデンサが増えたり、アナログ3.3Vやデジタル1.8Vの電源コネクタも付けてみました。
プログラムを完成していますが、後はDACチップ待ちですね。

2016年6月24日金曜日

PCM9211 DAI基板完成

PCM9211 DAI基板で残っていたADC機能の確認が終わりました。

ADC(アナログ・デジタル変換)は、アナログ入力の過入力を防止するために、アナログ入力バッファ基板を用意しました。
PCM9211のデータシートにある回路を参考にしています。
シングルオペアンプを左右CH1個づつ使ったシンプルなアンプです。



入力抵抗を変える事で増幅率を選べますが、データシートの回路では0.5倍です。
DAI基板の可変ボリュームで-100dBから+20dBまで再生音量の調節が出来ます。

2016年6月23日木曜日

念願のPCM9211 DAI基板を製作中

やなさんの基板シリーズにDAI基板が無かったので、PCM9211チップを採用して製作中です。



まだ途中ですが、ADC機能を除いて動作確認が終わりました。
折角PCM9211を使うので、ADCも用意する事にしました。
この基板は試作2版で、試作1版は、ADC用のコネクタを抜き差ししていたら、
PCM9211から煙が出てしまいました。
どうやら、ADC用の5V電源をコネクタ先の入力バッファ基板側に付けていて、
コネクタの抜き差しで5V電源が入ったり切れたりした事が原因だと思います。
今回は、5V電源も本基板側に用意したので、問題回避出来るかな。

この基板は私自身用に作ったので頒布するかは未定です。

2016年5月21日土曜日

AK4495SEQをゲットしました

AK4495EQの上位チップであるAK4495SEQがあるのは知っていましたが、入手先がなかなか見つかりません。

色々と調べて、AK4495SEQを少量ゲットしてみました。



AK4495EQより価格が少し高いのですが、実力はどうなんでしょうか。

早速、AK4495DM DACに載せてみましょう。
ピン互換なので、何も問題もなく動作しました。

う~~ん、流石に噂に違わず、良い音楽を再生します。
音楽がゆっくり聴こえる感覚は久しぶりで、こんな時は性能が良いことを意味します。

AK4495DM DACのDACチップをAK4495SEQに切り替えようかな。
チップの価格差分だけ価格がアップします。

2016年4月24日日曜日

LH0032ディスクリート基板の試作

オペアンプを使った差動合成基板を作ったので、一昔前にブームになったLH0032を載せたくなりました。

LH0032オペアンプは入手困難なので、回路をディスクリートで再現した基板を作ってみました。


24mm✕28mmサイズに押し込んだので、組み立て順を考えないと完成出来ません。
少し格闘して、部品を載せ終わりました。


オペアンプと差し替えて、試聴です。
その前にゼロバランスの調整もしておきます。
うーん、LH0032に近い音が出ているように思えます。

2016年4月7日木曜日

AK4495DM DACの頒布を開始しました

AK4495EQを2個使ったAK4495DM DACデュアルモノ基板を製作しました。



AK4495EQの良さが出たかなと思います。
チップサイズが大きいので、AK4490DM DACより作りやすいです。

頒布も開始しました。

2016年3月10日木曜日

AK4490DM DACの頒布を開始しました

AK4490S/AK4495S DACが思った以上に良かったのですが、デュアルモノを組むのが少し大変でした。

そこで、1枚の基板でデュアルモノにしたAK4490DM DACを製作しました。



LCD(液晶表示)とロータリーエンコーダ、赤外線リモコン、Pushスイッチのいずれかを使ったマルチファンクションモードと、LCDを使わずにピンで設定出来るシンプルモードを用意しました。

アイソレート、グランド分離、4独立電源と拘ってみたので、良い基板に仕上がったと思います。

少量ですが頒布を開始しました。

2016年3月5日土曜日

R2R DACのその後

R2R DACの基板が届いたので、製作してみました。



3KΩと1.5KΩの組み合わせです。
差分出力なのでステレオで聴くには2セット必要です。

音出しをしてみると、小さな音の時にノイズが乗って来ます。
音が大きい場合は問題ありません。
どうも、MSBビットの抵抗値がマッチしていないようです。
MSBビットは反転しないといけないので、反転回路を通していますが、この回路の抵抗分がノイズになるようです。

仕方ないので、取り敢えずの対処として、MSBビットの抵抗を可変抵抗にして調節してみました。



小さな音を流してノイズが聴こえなくなるように可変抵抗を回します。
どうにか、気にならない程度までになりました。

R2R DACの音は、スッピンな音なので、録音そのままが再生される感じで良いですね。

でも、この基板は失敗作なので、自分だけで楽しむ事にします。

2016年2月3日水曜日

R2R DACの試作

最近、R2R DACの話題になっています。

気になって、外国のサイトにあった回路(74595によるシリアルパラ変換)を使って試してみました。

16Bitのステレオ基板です。


こちらは、24Bitのモノ版です。


抵抗を選別していないのでノイズがある程度乗りますが、素直な音で気に入りました。
音量が普通のDACの3分の1ぐらいなのが少し残念です。
24Bitの差動出力にして、2枚でステレオが良いかな。
DSDのDSD原理基板に対抗して、PCMのR2RラダーDAC基板もオモシロそうです。

2016年1月1日金曜日

AK4137 P2D基板の改版案

皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年暮れから、AK4137 P2D基板の改版を検討して来ました。

この基板は考えた時は、高性能なクロック発振器を使えば良いのではと、ジッタークリーナー搭載はせずにシンプルな構成にしました。

でも、高性能なクロック発振器は価格が高くて、なかなか手が出せません。
そこで、アドオン基板にSi5317ジッタークリーナーを搭載して、内部クロックもジッタークリーニングが出来ないだろうかと考えていました。



試作アドオン基板を製作してみました。
若干のミスがありましたが、取り敢えず動作させることが出来ました。

早速、試聴してみましょう。
ジッタークリーニング無しと比較して、静けさが増して、解像度も上がったのか、楽器の音が力強く感じます。
なかなか良さそうです。やっぱり、ジッタークリーニングをした方が良いですね。

AK4137 P2D基板を改版して、Si5317アドオン基板を載せれるようにします。
従来の基板でも利用出来るようにアドオン基板側を工夫しました(3本の配線追加となります)。

改版基板とアドオン基板の頒布は1月末を予定しています。